PowerAppsモデル駆動型アプリ
(+PowerAutomate等による外部WebAPI連携機能付き) 開発
PowerAppsモデル駆動型アプリ と そこからWebAPIを介して外部Webシステムと連携した事例の紹介です。

背景
官公庁のお客様です。
こちらのお客様では近年開発導入するアプリは基本 Power Appsモデル駆動型アプリに統一する方針と
されていました。
この方針に則り、外部Webシステムと連携する必要がある業務において、外部WebAPIを呼び出す
Power Appsモデル駆動型アプリ を開発しました。
実現方法
Power Appsモデル駆動型アプリ からの 外部WebAPI呼び出しには、以下のような手法が考えられます。
①Power Apps から Power Automate を呼び出し、標準のHTTPコネクタで外部WebAPIを呼び出す
②外部WebAPIを呼び出すカスタムコネクタを作成し、Power Apps のカスタムページから呼び出す
③Power Apps のメニューから JavaScriptを呼び出し、JavaScript処理にて外部WebAPIを呼び出す
④ ③と同様にJavaScriptを呼び出し、さらにAzure Functionsを経由して外部WebAPIを呼び出す
それぞれ対応できる要件や費用感が異なりますが、今回は外部Webシステム側に特殊な認証要件があり
技術調査・検討の結果④の手法にてアプリを開発しました。
本案件では「技術調査や検討」が特に重要でした。
限られたスケジュールの中で特殊な認証方式に対応できるかを各手法ごとに検証し、対応不可な場合は
速やかに対案を提案、再度検証というサイクルを短期間に繰り返して実現方法を見つけました。
過去事例のない実装方式や言語の試行も行う必要があり、認証方式の根幹的な知識など Power Appsに
とどまらない広範な知識が求められました。
当社にはスクラッチ開発やWebインフラ構築経験のある社員が揃っており、当社の広範な知識が
活かせた好事例となりました。
お客様からは技術力とともに、速やかな対案提示とわかりやすい説明の「提案力・伝達力」についても
高く評価頂きました。
利用技術
PowerApps(モデル駆動型)
Dataverse
Javascript
Node.js
PowerAutomate
PowerPlatformカスタムコネクタ
AzureFunctions(C#)
